リバーサイド・チルドレン

梓崎優「リバーサイド・チルドレン」を読了。

第一作「叫びと祈り」の流麗な文体とは異なり、至って普通の文章なのに驚いた。

内容はホワイダニットを重視しており、舞台のカンボジアの特殊性を最大限に活かしている。

佳作だが、「叫びと祈り」の華麗な文章の方に、僕はより惹かれている。

私が殺した少女

原りょう「私が殺した少女」を読了。

再読だが、やはり本格ミステリの要素を強く持つ傑作。

評論家の大森氏も指摘しているが、探偵の沢崎がやたら直観がするどい。

よくこの真相を見抜けたなという感じ。

 

双蛇密室

早坂吝「双蛇密室」を読了。

究極のバカミスというか、こんな話を思いつくのは間違いなくこの人だけ。

個人的にはアリだが、評価は人によってわかれるはず。

早坂の最高傑作は2作目の「虹の歯ブラシ」だと思っている。

豊饒の海

三島由紀夫豊饒の海」全4巻を読了。

三島作品はとにかく文章を読んでいるだけで、心地いい。

プロットはそれほど常人離れしているわけではないが、とにかく文章力。

全4冊の中では1冊目の「春の雪」が一番面白かった。

国盗り物語

司馬遼太郎国盗り物語」を読了。

斎藤道三の成り上がり物語という感じ。

歴史小説を読むのは久しぶりだが、面白かった。

この小説は結構濡れ場もあります。

 

そして夜は甦る

原尞のそして夜は甦るを読了。

再読だが、おもしろさは相変わらず。

ぼくのみたてでは、原尞は本格ミステリ作家でもある。

どんでん返しの要素が極めて強いのだ。

化石少女

麻耶雄嵩の化石少女を読了。

地味だが麻耶らしい趣向をこらした一冊。

これで麻耶作品は現時点でコンプリート。