密室殺人ゲーム王手飛車取り

歌野晶午の密室殺人ゲーム王手飛車取りを読了。

かなり先鋭的な内容で面白かった。

登場人物のモラルが完全に壊れているのも現代的。

雪国

川端康成「雪国」を読了。

大江健三郎と並び、ノーベル文学賞を受賞している日本人である川端康成の代表作。

難解な文章の大江とは異なり、読みやすい文章でグイグイページが進む。

サラサラとした清涼飲料水のような読後感。

乱れからくり

泡坂妻夫「乱れからくり」を読了。

奇術師でもあった泡坂らしいトリック満載の本格ミステリ

複数の殺人事件が起こるのだが、その真相の中に、

一つ絵的にとても興味深いトリックがあった。

頭の中にイメージした時に、とても印象深いのだ。

島田荘司の傑作にも同じようなイメージを抱く。

リバーサイド・チルドレン

梓崎優「リバーサイド・チルドレン」を読了。

第一作「叫びと祈り」の流麗な文体とは異なり、至って普通の文章なのに驚いた。

内容はホワイダニットを重視しており、舞台のカンボジアの特殊性を最大限に活かしている。

佳作だが、「叫びと祈り」の華麗な文章の方に、僕はより惹かれている。

私が殺した少女

原りょう「私が殺した少女」を読了。

再読だが、やはり本格ミステリの要素を強く持つ傑作。

評論家の大森氏も指摘しているが、探偵の沢崎がやたら直観がするどい。

よくこの真相を見抜けたなという感じ。

 

双蛇密室

早坂吝「双蛇密室」を読了。

究極のバカミスというか、こんな話を思いつくのは間違いなくこの人だけ。

個人的にはアリだが、評価は人によってわかれるはず。

早坂の最高傑作は2作目の「虹の歯ブラシ」だと思っている。

豊饒の海

三島由紀夫豊饒の海」全4巻を読了。

三島作品はとにかく文章を読んでいるだけで、心地いい。

プロットはそれほど常人離れしているわけではないが、とにかく文章力。

全4冊の中では1冊目の「春の雪」が一番面白かった。