死と砂時計

鳥飼否宇「死と砂時計」を読了。

監獄内で起こる殺人の連作短編集。

本作は第16回本格ミステリ大賞を受賞している。

集中において、本格ミステリ的には「魔王シャヴォ・ドルマヤンの密室」が優れているが、個人的なベストは「監察官ジェマイヤ・カーレッドの韜晦」であった。

トリック自体はありきたりだが、動機が優れ、しみじみとさせられた。

とても渋い短編集であり、本書が本格ミステリ大賞を受賞した事実は、本格ミステリファンとして喜ばしい。